【2019年版】新入りWebマーケターが読むべき書籍12選を紹介するよ

どうもぐっちです。
新入社員の頃からWebマーケターとして働いていました。

Webマーケティングといっても幅が広いですが、
僕は主に

  • オンライン広告
  • Webサイト分析
  • マーケティングオートメーション

あたりを担当していました。

マーケティング的な基礎概念を勉強することも大切ですが、
そうするとあまりイメージが湧かなくなるので、
がっつりWeb系が入った書籍を読んで
実践と紐づけながら学習していけるように
オススメの書籍を紹介していきたいと思います。

ジャンルでいうとざっくりこんな感じです。

  • Google系アプリ
  • オンライン広告
  • SEO
  • Webマーケティングの考え方

では早速紹介していきます。

現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】

小川卓先生の書籍です。
正直これを読んでおけばWebマーケティングが何かということがだいたい理解できます。

特に、Webサイトへの流入の考え方やKPIの設計方法などがわかりやすく書いてあり、
初心者にとって重要な知識をWebと絡めて吸収することができます。

他にも小川卓先生の書籍は必読ですが、
これが最もわかりやすいのでこちらをおススメさせていただきました。
GoogleAnalyticsでやりたいことを逆引きできる以下の書籍も常に隣に置いておきたい本です。

Googleデータスタジオによるレポート作成の教科書

マイナビ出版の「教科書系」の書籍です。
データスタジオとはなんぞや?って人もいると思います。
現に今はデータポータルという名称に変わっていますし。

データスタジオとはGoogleが提供している無料のデータビジュアライズツールのことで、
GoogleAnalyticsやGoogle広告で取得したデータをわかりやすくレポートにまとめるためのツールです。

Webマーケターになると、データを自分で取得して検討するだけでなく、
わかりやすくレポーティングし、周囲と共有する必要が出てきます。

この書籍ではレポーティングの具体的なやり方に加えて、
そもそも正しいデータの表し方は何か?(円グラフや棒グラフ等)やマーケティングの基礎概念なども解説してくれています。

図も入っていてわかりやすいのでぜひ読んでおきましょう。

Googleオプティマイズによるウェブテストの教科書

こちらもマイナビ出版の「教科書系」の書籍です。

これからWebマーケターになる人にとって必須の考え方である、
ウェブテスト(A/Bテスト・スプリットランテスト)について書かれています。
GoogleオプティマイズとはGoogleが無料で提供しているウェブテストツールのことですね。(有料もあります。)

ウェブテスト・A/Bテスト・スプリットランテストが何かという説明を一応しておきます。

例えば同じ商品を売る際に、
(A)価格訴求をした方が売上が伸びるのか、
(B)商品のメリットを伝えた方が売上が伸びるのか、

を広告バナーでテストしたいときがありますよね?
その際に、いちいち手動でAパターンBパターンを切り替えてユーザーに表示してテストするのは現実的に不可能です。
また、表示するユーザー層も微妙に違ったりして正しい結果が帰ってこないこともあります。

そこでGoogleオプティマイズなどのウェブテストツールを使うことで、
無作為に選んだ適切なユーザーにランダムに広告を表示し、どちらが最適かを検証することができます。

ベイズ推定を利用しているようですが、難しい話は置いときます。

これまではデータを分析し、予測し、パターンを変更して検証し、また分析し、予測し…という改善サイクルでしたが、
これからはデータを分析し、予測し、ウェブテストを行い最適なパターンを選択し、分析…という改善サイクルが主流になります。

前者は分析から得られる予測やこれまでの経験を踏まえてパターンの改善を行なっていましたが、
後者ではユーザーから得られる生の数値をもとにパターンの改善を行うことができるためです。

この考え方をデータ・ドリブンともいいますが、気になる人は以下の書籍を読んでみてもいいでしょう。

実践 Googleタグマネージャ入門

少しタグ周りをいじくりはじめたWebマーケターにオススメしたい書籍です。
やや古いですがGoogleタグマネージャーで何ができるかを理解できます。

GoogleAnalyticsYahoo!プロモーションの計測コードなどは
コーディング担当に依頼してソースコードを編集してもらう必要がありましたが、
このタグマネージャーを利用することで、マーケターでも簡単にタグを導入することができます。

Ptenginejuicerなど様々なWebツールがでてきているなかで、
いちいちソースコードを編集してもらうのは骨が折れます。
タグマネージャーを利用することで作業を効率化しましょう。

またタグを導入するだけでなく、イベントトラッキングの設定もできます。
使いこなせたらかっこいいですよ〜。

ネット広告運用“打ち手”大全

Google広告・Yahoo!プロモーション広告・Facebook広告について
考え方や具体的な『打ち手』を知りたい場合はこちらの書籍がオススメです。

特にバナー運用の仕方やFacebook広告に関する内容が豊富です。

初期段階から打ち手に困ることはなかなかないかもしれませんが、
だんだん上司に質問ばかりしづらくなってきたな。
と思った時に隣にこいつがあると助かります。

Amazon広告“打ち手”大全

今急速に伸びてきているAmazon広告の『打ち手』が載っています。
Amazonに掲載していなくてもECサイトを担当しているマーケターであれば読んでおきたい1冊。

特にAmazon広告に関するノウハウ的な書籍はほとんど出ていないため、
この打ち手大全が第一号の書籍だそうです。

みんなが手探りでやってきたことがやっとまとめられたこの1冊。
読んでおいて損はないです。

沈黙のWebマーケティング

伝説のマーケッター、ボーンが逆襲していくお話です。

会話形式で書いてあるのでわりとすんなり読み終わることができますよ。

まあ…これはとりあえず読んでみてよ。って言いたいですね…笑
Webマーケティングに関わっている人なら必ず読むべきです。

沈黙のWebライティング

伝説のマーケッター、ボーンが…。

まあこれも読みましょう。笑
SEOってこうゆうことかというのがわかるはずです。

はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ

やたらと横文字が好きなWeb系業界についていくために必要な1冊です..笑
この本では、

  • ペルソナ設計
  • カスタマージャーニーマップ

の具体的な作り方を学ぶことができます。
そして、ワークショップ用の書籍なので会社などの社内イベントなどでも利用することができます。

ワークショップ用の書籍なので半分ほどは実用的じゃないかもしれませんが、
ペルソナ・カスタマージャーニーマップという考え方は必ず知っておきましょう。

あと話がそれますが、ペルソナ設計・カスタマージャーニーマップ作成は
めんどくさがらずに実際に作ってみることですね。
作ってみると意外とゲーム攻略みたいでマーケティングが面白くなりますよ。

マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方

こちらは若干マーケティングオートメーションに関わっていますが、
カスタマージャーニーマップの書き方に関する書籍です。

具体的な事例を豊富に紹介しながら
カスタマージャーニーマップの書き方を解説しているので非常にわかりやすいです。

マーケティングオートメーションを実際に導入するかどうかは企業の判断ですが、
最先端のWebマーケティング事情を知っておくためにも
マーケティングオートメーションに関する書籍も読んでおけたらいいですね。

白いネコは何をくれた?

自己啓発ちっくなマーケティング書籍です。

さえない主人公の男が白猫にマーケティングを教わり、
仕事や恋愛を戦略的に攻略していく話です。

こちらで書かれている戦略を利用するかどうかは本人次第ですが、
読み物としてはとても面白いので読んでみてください。

確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

重たく難解な本ですが非常に面白い数学マーケティングの書籍です。

著者の森岡毅さんはP&GからUSJに加わり、
ハリウッドドリームを逆向きに走らせたり、
ハリーポッターを導入したりして、
USJの来園者数をV字回復させた伝説のマーケターです。

マーケティングとは人の気持ちを理解することが大切ですが、
一方で、高度な数式を用いて予測をすればきちんと結果を出せるということがこの本ではわかります。

この本を読んで、デスクの上においておけば一目置かれること間違いなしです。

まとめ

というわけで、Webマーケターに読んでもらいたいオススメの書籍12冊を紹介しました。

実戦で知識を身につけていくのも大切ですが、
書籍やセミナーに参加して知識を吸収していくのも大切です。

新入りマーケターの方、大変だと思いますが頑張りましょう!