どんな本?
メモを取ることによって人生を変えることができる。SHOWROOM社長の前田裕二氏が、自身の人生を振り返りつつ具体的なテクニックとともにメモの取り方を紹介している。
メモの重要性を論理的に説明しているため、普段メモを取らない人やメモの必要性を感じていない人もすんなり読み込んでしまう内容となっている。
メモを取ることについて考える
私たちは「メモを取れ」と言われた時に何を意識して書き込むだろうか?話している内容を一言一句書く人もいれば、自分の思ったことを中心に書く人もいるだろう。
著者がメモを取る上で重要だと説いているのは、事実を書き出すだけでなくそこから
「何が大切か」「つまりどうゆうことか」を言語化できることだとしている。
事実だけをただ書き出したメモ書きを後から見直して、
つまり何が言いたいんだ?
と小一時間考えてしまう経験はないだろうか?
普段からメモを取る際に「何が言いたいか」ということに意識を向けることで、話の構造を理解する力が身につく。
要旨を書き出す力に合わせて、著者はその事実を転用する力も必要だと解説している。
ここで言う転用とは、「他の事象でも有用するには」を考えることだ。「転用」についてのより詳細な話はぜひ実際に本を読んでいただければと思う。
人生を成功に導くメモ
著者を知っている方にとっては有名な話だが、著者はかなりのメモ魔で、就職活動時の自己分析シートはノート30冊分にまで至るという。そんな著者が行った自己分析の質問リストがこの「メモの魔力」巻末に付録でついている。
メモに対してあまり興味がない方も、この質問リストのためだけにこの本を購入する価値はあるだろう。
読んだ感想
アナログ否定派の自分としては、メモをノートに取っていくことは懐疑的でしたが、この本を読むことによってあらためてメモの重要さに気づきました。自分は特に話を俯瞰的に捉えたり、構造を理解することが苦手なので、
この本で書かれていたようにノートの両面を使って、「事実を書き出し、要旨をとらえ、アイデアを生み出す」と言う力を養っていくことだ大事だと思いました。
就職活動の時に自己分析をやったのはやったのですが、ここまで突き詰めていたわけではないので、あらためてKindleでこの書籍を購入して自己分析をやっていこうかなと思っています。
最近読んだ本の中では一番面白かったです。
論理的に説明されているので、納得感が大きい。
ぜひ読んでみてください。
コメントを残す