どうもぐっちです。
先日東洋経済オンラインのひろゆきにインタビューした記事を見て面白そうだなと思ったので
「The Third Door(精神的資産のふやし方) – アレックス・バナヤン」
を読んでみました。
ひろゆきが語る「1%の抜け道に気づく成功者」 – 東洋経済オンライン
Kindleで購入する際に読了時間約7時間とあったので、
結構読み応えあるな、と思ったのですが、
ストーリー形式で映画を見ているような感覚でさらっと読めてしまいました。
結果から言うとめちゃくちゃ面白かったので、
以下のような人はぜひ読んでみるべきだなと思います。
・サラリーマンから脱出したい
・成功者の本当の第一歩が知りたい
・無気力な20代前半
というわけで、ネタバレしないレベルで
- あらすじ
- 読んだ感想
- 印象に残った点
等をご紹介したいと思います。
あらすじ
著者のアレックス・バナヤンは18歳の大学生。
試験勉強が嫌で成功者の伝記をふらふらと眺めることにするが、
ビル・ゲイツやウォーレンバフェットなどの成功者は、
そもそもどうやって成功の第一歩を踏み出すことができたのか?
がどの本にも書いていない。
そこでふと、
「誰も書いていないなら、いっそ自分で書くのはどうだ?」
と思いつき、そのアイデアで頭がいっぱいになる。
期末試験の勉強やレポートに一切手をつけられていない中で、
そのミッションを達成するためにアレックスは衝動的に行動を起こし始める。
サード・ドアというタイトルについて
ナイトクラブに入場する時、
長い行列に並んで入場するのが一般の人。これはファースト・ドア(正面入口)からの入場。
VIP専用入口から入場するのが億万長者、セレブなどの特別な生まれの人だけが利用できるセカンド・ドア。
そして行列から飛び出して裏道を通り、窓を乗り越え何度もノックし、ドアをこじ開けて入場するのがサード・ドア。
どんな場面にだってサード・ドアは存在するが、普通の人は気づかない。
けれども、ビル・ゲイツが無名のOSを大手のIBMに卸すことができたのも、
スティーブン・スピルバーグがハリウッドで史上最年少の監督になれたのも、
このサード・ドアをこじ開けたから。
それぞれの成功者のサード・ドアはどこにあったのか、
どうやってその存在をつかみ、どうやってこじあけたのか。
直接成功者にインタビューしているのがこの本である。
読んだ感想
はじめは普通の自己啓発本みたいに、
成功者のうまくいった点やモチベーションの保ち方みたいなものが、
たくさん書かれている本かと思ったのですが、全くそうではありませんでした。
アレックス・バナヤンという青年が、
「成功者の第一歩はどこなのか?」
という疑問を解決するために奔走する中で
様々な成功者にアドバイスや手助けをしてもらうストーリー形式のお話です。
もう少し読み進めたら寝よう、とか思いながらも
面白くてどんどん読み進めてしまい、結局1日で読了してしまいました。
アレックス・バナヤンはベッドの上で無気力に過ごしていたり、
緊張すると声が出にくくなったりとなかなか共感できる人物で、
その人が成長していく姿を見るとなかなか勇気をもらえました。
ただミッションを達成するために、
羞恥心を捨てて行動を取っていく姿はもう少し
見習わないといけないなと僕個人としては思いました。
(テレビのクイズ番組に出場するところとか)
印象に残った点
アレックス・バナヤンが様々な成功者にインタビューをしていくのですが、
特に印象に残った点は、
①エリオット・ビズノーの言葉
「下積みをしなければならないというのは世間が植えつけている嘘。
一足飛びの人生を選んだっていい。それを決めるのは自分自身。」
②トニー・シェイの言葉
「『いい』か『悪い』でモチベーションを判断したらダメだ。
見栄とモチベーションは共存する。」
という言葉ですね。
特にエリオット・ビズノーの「一足飛び」という言葉には、
サード・ドアの考え方が含まれているような気がしますね。
この本に登場する人たちにほとんど共通するのは、
できないけれども仕事を受けて、それをなんとかこなしていくことで飛躍的に力をつけていく
という経験。
それは今の僕にとっては重く突き刺さる内容でした。
まとめ
というわけで
The Third Door(精神的資産のふやし方)
とても読みやすくて面白い本でした。
ぜひ同じ世代の方々には読んでいただきたいと思います。