どんな本?
伝えるだけでは本当に伝わったとは言えない。自分の意図を伝えるためにどのような工夫をすれば、相手が理解してくれるのか。
1分トークコンサルタントの著者が、実践例を交えながら人を動かす伝え方を紹介している。
話す時に現れるダメな部分を治そう
より良い話し方を身につけていく前に自分がダメな話し方をしていないか今一度確認して、まずはそこから直していこう。治すべき箇所については実際に本を読んでもらえたらいいが、例の1つとして、だらだらと喋らない。というものがあげられている。
忙しい上司に伝える場合、状況の背景や理由を伝えて結果を述べるのではなく、先に結果を述べてから状況を伝える。その方が上司は何を意識しながら聞けば良いのか分かるし、結末を身構えることなく話を聞くことができる。
より良い話し方を身につけるために
ただ言うだけでは相手がネガティブな感情になったり、何も響かなかったりする。相手に良い気持ちになってもらうためには、相手の行動、思考、感情に着目して話すように意識しよう。
例えば行動に着目する場合、以下のような例が考えられる。
あのお店に2時間も並んだのに、目の前で売り切れだったよ。
という話をしていた人に、
そりゃ、大変だ。とかそんなに美味しいの?と返事をするのが普通だが、
2時間も並んだの?そりゃ大変だ。
2時間も並んで売り切れるなんて、どれだけ美味しいの?
っていう、相手の行動を取り入れた返答をすることで相手は共感してもらえた、といい気持ちになることができるそうだ。
まとめ
この本にはこのような細かい例をあげながら、言葉で人を動かす(気持ちよくさせる)方法が紹介されている。今現在、周囲の人とのコミュニケーションで課題を抱えている人は即実行できる内容が書かれているのでぜひ読んでみてほしい。
期待以上に人を動かす伝え方 [ 沖本るり子 ]
posted with カエレバ
コメントを残す