ボーッとしていたらいつの間にか時間が去っている人へ。いますぐマルチタスクをやめよう。

あるタスクをこなそうと思って作業に取り組んでいるときに、

  • 「あれ、あのタスクどうなったんだっけ?」
  • 「そういえばあれもやらないといけないんだったな〜」

みたいな感じで、

ぼーっとしてしまったり他のことに意識が向いたりして、
結局やりたかったことが何も終わってないとか
もしくは
すごい時間がかかってしまった
みたいな経験よくありませんか?

僕はよくこんな感じで1つのことに集中できないと悩んでいるので、
同じ境遇の人に向けてこうやって解決していこうよっていう記事を書きたいと思います。

タスクに対する考え方

この記事では、

タスクに関する考え方

を共有します。

マルチタスクはやめよう

結論から言うと、
マルチタスクをしようとするのはやめましょう。
ということです。

これまであらゆるメディアで、

  • 仕事ができる人はマルチタスクが上手

だとか、はたまた

  • マルチタスクは効率が悪いのでやめましょう。

といったことが語られてきたかと思います。
(そんな記事を何度か目にしてきました。)

僕は圧倒的に後者の意見に賛成です。

マルチタスクは生産性が悪いです。

仕事や勉強においてやるべきことが溜まってきたりすると、
自然と頭の中にあれやこれやと思い浮かんでくるかと思いますが、

マルチタスクにならない状態を作って、
効率の良い作業環境を構築して快適ライフを過ごしましょう。

そもそもマルチタスクとは

そもそもマルチタスクってなんなんでしょうか。

マルチタスク (multitasking) とは、複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することをいう。

引用:Wikipedia マルチタスク(心理学)より
https://ja.wikipedia.org/wiki/マルチタスク (心理学)

Wikipedia先生はこのようにおっしゃっています。

料理に置き換えて考えてみる

例えば、塩ラーメン餃子セットを3つ作らなければならない状況の時に

  • A.ラーメンを作る
  • B.餃子を作る
  • C.配膳して提供する

というタスクが考えられます。

マルチタスクの考え方では、短期間に並行して切り替えながらタスクを実行するので、
①A→B→C→完了 ②A→B→C→完了 ③A→B→C→完了
という流れでタスクを進めていくかと思います。

一方でシングルタスクの考え方では1つのことに集中しますので、
A+A+A → B+B+B → C+C+C → ①②③完了
という流れでタスクを進めるかと思います。

こう見るとマルチタスクってシングルタスク処理に比べて、
ささっと成果物を出せるからいいんじゃない?って思いますよね。

機械的な作業に向いている

料理の例で言えば僕もマルチタスク処理には賛成です。
というのもマルチタスク処理は機械的な作業に向いているからです。

機械的な作業というと、例えば、

  • チラシの封入作業
  • 食器洗い

とかですかね。

何がポイントかというと、
前回の作業にすぐに復帰できるかどうか。
です。

なので料理でも神経を使うような作業であればマルチタスクは向かないでしょうね。

マルチタスクの問題

少し話が逸れましたが、
じゃあなぜマルチタスクが良くないかと言うと、

普段僕たちが行なっている作業が単純なものばかりじゃないからです。

例えば、ブログの記事を書くと言う作業は、
前後の流れだったり、文体だったり意識しながら進めなければなりません。

せっかくその作業に意識が向いているのに、
別で報告レポートを作るみたいな作業が入っちゃうと、

またその記事を書く作業に復帰する際に、
前後の流れや文体というものを再確認しなければなりません。

これがマルチタスクが引き起こす問題で、
脳が疲弊し、作業時間が大幅にかかってしまう原因です。

複雑な作業だったり少し頭を使った作業をする際は、
シングルタスク処理に意識を向けて作業していきましょう。

シングルタスク処理の訓練

では、僕たちの体に染み付いた
マルチタスク処理の癖を治すにはどうしたら良いかという話ですが、

やるべきことは2つです。

タスクに取り掛かる前に想定されるタスクを全て書き出すこと。

これまでに述べたマルチタスクの問題について危機感を持つこと。

タスクを全て書き出そう

作業に取り掛かる前に、
いま自分の中でもやもやしているタスクたちを書き出してしまいましょう。

手元にあるノートに手書きで書いてもいいですし、パソコン上に書いてもいいでしょう。
僕はよくGoogleKeepを使ってます。

実はこの考えられるタスクを全て書き出すと言う考え方は、
GTDというタスク管理術を参考にしています。

Getting Things Doneといって、
頭をスッキリさせた状態で仕事に取り掛かろうという考え方ですね。

このGTDについては古くからある考え方ですので、
興味がある方はぜひ調べてみてください。

タスクがすべて書き出せたらあとは何も考えずに、
目の前の1つのタスクに没頭しましょう。

その際に大事になってくるのが次の意識です。

マルチタスクに危機感を持つこと

すでに述べたことですが、
マルチタスクは作業効率が落ちるんだな。
といった感じで危機感を持つことが大事です。

精神論的な話になってしまいますが、
常に危機感を持つことでマルチタスクを避けるようになります。

常に念頭に置いておくということが大事だと言いましたが、
それができないから難しいんだよ!と言う方は

手元とかモニターのあたりに付箋で

「マルチタスク ダメ。絶対。」


といった形で目に入るとことにメモを書いておきましょう。

そうやって癖を直していくしかないです。

ぼーっとすることが減る

タイトルにも書いたことを少し引っ張ってきたのですが、
これは僕の体感の話になります。

僕はこれまでタスクの整理が苦手でマルチタスクをしがちでした。

作業中にふと別のタスクが頭に浮かんできて、
そのまま頭は別世界へ…。

気がつくと5分くらいぼーっとしてたりなんてこともしょっちゅうありました。

ですが、

  • タスクを洗い出して目の前の作業に集中する
  • マルチタスクに危機感をもって避けていく

ことでいつのまにか作業中にぼーっとすることがなくなりました。

作業に集中できることで、タスク処理も早くなりましたし
脳が無駄に疲れることもなくなったと思います。

マルチタスクをしがちで、いつの間にかぼーっとしてしまう人は
ぜひシングルタスク処理の訓練をしてみてください。

まとめ

というわけで、

  • マルチタスクは複雑な作業には向かない
  • シングルタスク処理で処理能力をあげよう

という話をしてまいりました。

メモ帳やGoogleKeep、付箋なんかを使って

タスクを洗い出す

マルチタスクを避ける

を行なって、シングルタスク処理の癖をつけてみてください。