「八方美人」な自分に疲れた人。今日からできる治し方をご紹介します。

こんにちは。ぐっちです。
これまでの人生において、僕は八方美人で生きてきました。
特に自分の意見を持たずに、相手が気持ちいいと思うように行動をしてきました。

八方美人であることがすべての原因であるとはいいませんが、
最近僕は自分の思いや考えを溜め込み過ぎて、
「適応障害」という精神的な病気にかかってしまいました。

自分との対話を重ねていく上で、
「もっと自分の本音を表現して生きなければ今後もストレスを抱えながら生きていくことになる」
と思って、なんとか改善をしようと思っている次第です。

この記事をご覧になっている人も、八方美人であることに対して
どこかストレスを抱えているのではないかと思います。

僕のようにストレスを溜め込み過ぎて爆発をしてしまわないように、
僕が行なっている八方美人の治し方をご紹介できればと思います。

八方美人とは

八方美人の治し方についてご紹介していく前に、
そもそもどういった人が八方美人にあたるのか、というのを深掘りできればと思います。

八方美人の辞書的意味

そもそも八方美人とはどのような意味があるのでしょうか。

goo辞書にはこのように記載されています。

はっぽう-びじん【八方美人】
だれに対しても、如才じょさいなく振る舞うこと。また、そのような人。どこから見ても欠点のない美人の意から。▽「八方」はあらゆる方向。この言葉は、悪い意味で用いられることが多い。

goo辞書 – 八方美人 : https://dictionary.goo.ne.jp/word/八方美人/

どこから見ても素晴らしい人という意味があるようですが、
悪い意味として使用されることが多いと言う記載もあります。

八方美人とは病名や症状などでもないので、
「八方美人」だと判断する条件等はありませんが、

対立を避けて、誰にでも当たり障りのないことを言っている場合は
八方美人だと言ってもいいのではないでしょうか。

八方美人の特徴

自分が八方美人だと自覚している人は、どのような人が八方美人かと言うのは簡単にわかると思うのですが、
八方美人の人には以下のような特徴があるかと思います。

  • よく優しいと言われている
  • いつも本音を隠している気がする
  • 対立を避けている
  • 何考えているかよくわからない

一概にこのような特徴のある人が、八方美人だと断言はできませんが、
だいたいこのような傾向にあるかと思います。

八方美人の行動としては、

自分の中に内なる本音があり、それをぐるぐる頭の中で考えている。

一方で、人に言うと対立しそうなので当たり障りのないことを言っている。

みたいな感じです。

八方美人の良いところと悪いところ

八方美人の意味と特徴を紹介してきましたが、八方美人は悪い部分ばかりではありません
八方美人にも良いところ・悪いところがあります。

八方美人の良いところ

八方美人の良いところは以下のような部分かと思います。

  • 広く浅くの付き合いが上手。世渡り上手である。
  • 人間関係の潤滑油になる。
  • 表面的には慕われやすい。
  • 考えを染めやすい。

八方美人は対立を避けるので、表面的な人間関係作りは上手です。
ポジティブな関係においては、八方美人を仲介して人間関係作りができることもあり、
潤滑油のような役目をすることもできます。

また、経営者的な視点から見ると、自分の意見を持って働く人間ではないので、
考えを染めやすいと同時に単純労働の人材として利用することができます。

八方美人の悪いところ

一方で八方美人の悪いところは以下のような部分かと思います。

  • 深い付き合いができない。
  • 重要な意見や革新的な発言ができない。
  • 頼りにされない。
  • 自分がないので信用されない。

八方美人は広く浅く、表面的な付き合いが得意な反面、深い付き合いを構築することが苦手です。
また、対立を避けるためいつも当たり障りのない発言をしてしまうので頼りにされないという面もあります。

八方美人は優しいので、ただ愚痴を発散する相手としては非常に頼りになる人間ですが、
相談事や解決策を求める話をする場合は、ネットで調べたら出てくるような発言しかしないので頼りにされない上に、信用されません

八方美人で生き続けるのは辛い

八方美人で生きることは常に対立を避けているため、
短期的には波風の少ない人生を歩むことができますが、
やはり本音を押し殺している部分があるので長期的に続けることは困難です。

どうにもやりきれない本音のはけ口として、
自分より弱い立場の人への圧力や暴言、横暴な態度で発散をするようになるのです。

なので、いまこの記事を見ている八方美人で生きている人は、
今からでも遅くないので少しづつ八方美人を治せるように改善していきましょう。

八方美人の治し方

八方美人についてより理解を深めることができました。
それでは八方美人を治していくにはどのように行動を取っていくべきかと言うところを
僕がやっている方法をもとにご紹介していけたらと思います。

本音で生きる

まずは本音で生きる勇気を持ちましょう。
本音で生きるということは嫌われる勇気を持つ、ということでもあります。

八方美人は本音で語れる人間関係の経験が少ないため、
本音で生きることで嫌われてしまい、人間関係が壊れてしまうと短絡的に考えがちです。

ですが、本音を言ったところで簡単に嫌われるわけでもなければ、
人間関係が壊れるなんてこともありません。

嫌なことは嫌と伝える。
やりたいことはきちっと伝える。

上記のような生活をしてみて、本音で生きる快適さを手に入れてください。

自分の幸せに責任を持つ

常に自分の本音を押し殺している八方美人は、
自分を幸せにする存在について他力本願になっています

当たり前のことですが、自分を幸せにできるのは自分でしかありません。
かなり抽象的な話にはなりますが、まずは自分を幸せにするという責任を持ちましょう。

自分の意見を押し殺しそうになった時に、
その行動を取る自分は幸せなのかどうかを考えるようにしてみてください。

ただ注意点としては、赤ちゃんのようにわがままになっていいということではありません。

自分が嫌だなと思ったことに対して、自分の意見をしっかりと持ち、伝えられるならばそれをしっかりと伝えることが大事です。

意見を伝えた上で協議をし、相手の意見を受け入れる、もしくはこちらの意見を受け入れてもらうといったことをしましょう。

自分にも意見がありますが、受け入れますよ。
ということをきちんと相手にも理解してもらうことで、
自身のパーソナリティを築くことができます。

あなたはこんな人、ということを周りに理解してもらえるような行動を心がけましょう。

1日本音で生きてみる

抽象的にどのように治していくのかということをお伝えしてきましたが、
実際まずはどのように行動をするべきでしょうか。

これから毎日本音で生きるぞ!というのは難しいかもしれません。
なので、まずは今日1日。今日1日だけ素直になって生きてみるのはどうでしょうか。

自分が感じたことや意見を隠したり封じ込めたりせずに、
そのまま行動に移してみてください。

もしそれで何か迷惑をかけた時は、一言「ごめんなさい。」と言ったらいいと思います。
自分が素直に行動した時に、どれくらい相手に迷惑をかけるのか、どれくらいで許してもらえるのか。
案外、素直に生きてもいいもんだな。と思えたら、
本音で生きる日を少しづつ増やして行ったらいいのではないかと思います。

実はこれ、心療内科の先生からいただいたアドバイスになります。

「やらねばならない」から自分を解放して素直に「やりたいこと」をする

そうして自分に対するプレッシャーを解放していきましょう。

「八方美人を治す」から「素直に生きる」に話が発展してしまいましたが、
まずは自分に素直になれるように今日1日取り組んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

八方美人の意味や特徴、そして八方美人の治し方についてお伝えしてきました。
八方美人の存在については賛否両論があると思いますが、
少なくともこの記事をみている方は八方美人な性格に苦労されていることかと思います。

まずは自分に素直に生きる。

というところからはじめて少しづつ治していきましょう。

オススメの書籍

まだ読んでいない方はまず以下の書籍を読むべきだと思います。